樟の森の研究室

斐伊川が久野川や三刀屋川と合流する地点、木次線がことことと走る線路のすぐそばに住まいし、ここで生きる術と学びを記していきます。

山あがり

三沢の要害山山頂における大仙権現

大正8年刊行の仁多郡誌に要害山について記載があります。 ひと月ほど前のこと、三沢のMさん宅でお話を伺っていた折のこと。このあたりは牛馬信仰は縄久利さんで、ダイセンさんじゃないよという流れの中で、「確か要害山にダイセンさんがありますよね」と質問…

「女が卯月に山に入るのは…」折口を拾う

孫引きですが、折口信夫全集15巻に「女の山ごもり」の記述があったので、拾っておく。 《女が卯月に山に入るのは(中略)、機内では諸処に行われてゐることである。その年に早乙女になるものが、一日山で暮らして来る慣わしも、山籠りといふ。一日山に籠った…

卯月八日の山あがりについて

柳田国男の「先祖の話」を読み直していて出くわした一文がある。"帰る山"から”卯月八日”にかけてみられる記述であるのだが、やや錯綜している。まるで野山に無数に走る獣道のように。いや、錯綜は、「先祖の話」全般にわたってのことだ。本土空襲の惨禍にあ…

アジールとしての山あがり

もうひとつの山あがり。【中世の逃散=山野に入る=アジールとしての山いり】をルーツにもつほうのを司法省版民事慣例類集で確認しました。備中国の慣例。「山に入り、小屋に住み、木の枝等を採り売出し、且つ山中を耕作し以て活路を立つ」と。 あぁ…。いつ…

奥出雲町鞍掛の「大山さん」

奥出雲町鞍掛の「大山さん」へあがってきました。里から舗装された林道をあがること5分くらいでしょうか。林道の脇にぽつんと立っておられました。 もう少し見晴らしがよく、人が集まれる場所かと想像していました。辻にたつ地蔵・観音のようで、これまで見…