樟の森の研究室

斐伊川が久野川や三刀屋川と合流する地点、木次線がことことと走る線路のすぐそばに住まいし、ここで生きる術と学びを記していきます。

山村とは

茸師と飢饉

【雨の日の地図旅行、その備忘】 五年ごし?の宿題を少々。 ◉茸師 三平大分県津久見市長泉寺境内にある椎茸碑の中に、次の一文がある。「往昔、天保の頃、津久見の先覚者彦之内区三平、西之内区徳蔵、嘉吉、平九郎、久吉等の椎茸栽培業研修に端を発し、三平…

茸作 豊後國市平墓〜#4_Book 7 days

本の顔の7日間、その4。◉茸作 豊後國市平墓 もとは、匹見の廣見河内にあった墓石です。市平(三平)は、天保11年から嘉永5年まで匹見で椎茸をつくり、ある雪の日に亡くなった僅かな伝承と盆踊りの歌詞に残るほかには、この墓石が残るのみ。私にとっては、…

申年ノ飢饉ー天保7年飢饉ヲ思フ

「この人は、お金がなくても、食えるように、いろいろやってるよ(笑)」 自分のことをそう言われてなるほどなとは思った。そんなつもりはないのだけれど、山を焼き雑穀を育て、野草の食べ方をいろいろと試し……、などなど。研究なのか趣味なのか事業※なのか…

雲州一国の者他国へ出る事甚禁じてあり

温泉津の蔵元、若林酒造の開春、これ美酒なり。日日楽しむ。 ほの暗い樽中の発酵を垣間見、肌寒い蔵中で糀の香りに慰撫されてより、またその味わいもひとしおというもの。さするに数日前のこと、佐賀錦から生酛づくりでものされた無濾過生原酒をちびりちびり…