樟の森の研究室

斐伊川が久野川や三刀屋川と合流する地点、木次線がことことと走る線路のすぐそばに住まいし、ここで生きる術と学びを記していきます。

日々

畑や庭や山のこと

雨の降らない週末は本当に久しぶりだと思う。山へ行く予定でいたのだけれど、所用がたてこんだこともあり、明日にする。しばらく何も手をつけていないので、昨日今日のことなど、断片的に。 ずっと干したままだった稗を雀らがみつけた 種取り用にとってあっ…

冬の晴れ間に思うこと

出雲地方の冬。それは晴天日数の極度の減少をもって特徴づけられる。…と言ってみたものの、気象庁など実際のデータにあたったわけではなく、あくまで印象と経験によるものだ。他の地方もおおよそそうであろうが、少なくとも太平洋側とは明らかに違うことに異…

本の記録〜2019年11月20日

県立図書館 †. 1 高取正男,昭和47『民俗のこころ』(朝日新聞社)†. 2 阿部謹也,1995『「世間」とは何か』(講談社現代新書)†. 3 香月洋一郎,2002『記憶すること・記録すること―聞き書き論ノート』(吉川弘文館) 出雲市立中央図書館 †. 4 レーン・ウィラー…

暦日雑想

(下書き中にて支離滅裂な点、多々あり、御免) 数日前のこと。年末の餅つきを一緒にする会の、打ち合わせの席でした。 冒頭、世話役の方から、今年は12月28日でいかがでしょうか、土曜日ではあるのですが、との発言。みなさん異論なく、しばし沈黙の後、そ…

正月とカブ

正月にカブを供する儀礼といえば、七草粥があるのだが、その起源をたどろうとすると、途端に錯綜した渦に翻弄されることになる。 まあ、いろいろとね、諸説あるんだけどね、と言いたく(まとめたく)なるのをこらえつつ、あらためてとらえてみようと思ったと…

中秋節に火を入れて

今日は仲秋節。月に願いを。地には平和を。…というわけで焼畑の近況をば。 ・今日のお昼すぎに、昨年春に残った竹積み箇所を焼きました。カブを蒔く予定。 ・春焼き地のホンリー、アワ、ツル小豆等混植区はそれぞれ色づいてきました。収穫準備。鳥たちも虎視…

9月8日の草刈り雑感

この日の最高気温は35℃ほど。日差しの強さは8月のそれと比べればやわらかで、また時折雲がさえぎることもあり、「やってできなくはないか」と、草刈りをはじめたのでした。 はじめて数十分で、汗の流れが尋常でないことに気づきます。なぜだろう。体調の問題…

2018年8月31日、焼畑に猪

イノシシにモロコシを食われてしもうた。 タカキビも数本倒されていたが、まったくといっていいほど食べてはいない。が、モロコシは口にあうのか、ガシガシとやっている。最初、牛がここまであがって、食べたのかと思ったが、いやイノシシだと。 まず、牛で…

出雲の山墾り〜2019年の8月24日

8月の振り返りをと思い、記録をみたら、4日しか動いておらず、意外な感に打たれる。 やったことはほぼ草刈り、ひたすら草刈り。1日3時間までが活動限界なのは、ともかく暑かったことによる。どんなに水分を補給しても足りない。体重にして2kgほど毎回消耗す…

山で仕事をする人

昨日は奥出雲町チェーンソー研修。ベテランコースは3人組で深い森の中へ。珍しげな鳥の鳴き声が響く木もれ陽のなか、「きこり」さんたちの話がとっても面白かった。「ひとりでやるのがいちばん安全だね、じぶんのペースでできるから」「ふたりのほうが効率…

スペルト小麦の刈り取り

スペルト小麦については、遅い梅雨入りとなっていることが幸いして、昨日、6月21日の午後、裏の畑ぶんを刈り取った。もう4日〜5日あればなあという色づきだった。ひと束半くらいはまだ青さが濃く残るものだったので残している。一畝ぶんだけなので微々たる…

飛ぶのが下手な鳥たちの季節

飛ぶのが下手な子燕を水たまりの前で(わかりますでしょうか?小さい黒いの)。みっともなかろうが馬鹿にされようがそうやって飛んでいるうちにどんな風にものれるようになるさ。 初夏のこの季節はひな鳥たちが巣立ちする季節。ウグイスも「ホ…キョ」のよう…

6月12日のイネとムギ

遠州、信州への旅から帰り、苗が生きていたことにほっとした昨日の晩。来週はこの苗を植えに山の畑へ。といきたいものの、これをどこにという問題もさることながら、いつものことで、やることが山盛りとなって立ちふさがります。ふみわけかきわけ少しは歯を…

ハダカムギの収穫

昨日のことなので、それは5月27日の「仕事」である。山畑と事務所(とこれから呼んでみる樟舎の小部屋)の裏の畑からハダカムギを刈り取った。どれほどだろう、背負籠に2杯分くらいだとは思う。夕方から雨の予報が出ていたし、ハダカムギの名の通り、籾…

ケタへの播種開始

ケタ焼きしたところへ、今日は午後から種まきに行ってきた。昨日やるはずだったのだが、ナラ山整備でいっぱいいっぱいで、できなくなったゆえ。 陸稲もここに植えることにしたので、その場所をまず決めた。陸稲はネリカ。水稲のように浸水してからがよいのか…

ケタ焼き☓焼畑の試みとして

令和元年5月10日。ケタ焼きではあるものの、焼畑、すなわちそこで作物を栽培するということの、火入れを実行した。 資料とするべく、大急ぎでざっくりと概要だけでも記しておく。 準備に3日。草刈り2時間〜3時間が2回、草寄せ(防火帯)に2時間半ほどか。下…

2019年5月8日の山畑

カフェオリゼの庭では、ナニワイバラの白い花が塀に鈴なり(とでも言うのだろうか)。ようやく春らしい暖かく過ごしやすい日が続いている。遅れている種まきやら草刈りやらを毎日少しずつこなすのにいい日和だ。 今日に限らず、気がついたこと、やっておくべ…

出雲の山墾り〜sec.10

4月27日(土)。晴れ時々曇り一時小雨。気温は11時時点で11℃。予定では7名〜9名参加とのリストがまわってきていたものの結果4名ほど。火入れ地の確認などを10時〜12時ほどで。その後私1名でサルシファイの播種、キクイモ(一部)植え付け。

みざわの地蔵と麦の春

3月24日、三沢、見覚えのあるサイノカミさん。以前見た場所からここまで移ってこられたのか、それとも兄弟姉妹関係にあるようなものなのか。確かめようと4年前だか5年前だかに撮影した写真を探してみるが出てこない。もとあった場所というのも、土から掘り出…

年取りカブのあるところ

2月23日(土)。1年半ぶりくらいに年取りカブのある谷へ。 谷に着いて車を降りると鶯の声。 Yさんのお宅まで畑をみながら歩く。2年前は雪が降り積もる谷を歩いたっけと不確かな記憶をなぞりつつ。 開口一番「鶯、鳴いてましたよ」といえば、「あぁ、2日前か…

出雲の山墾り〜阿井の竹林でその1

出雲の山墾り特別編ということで、阿井の竹林へ行ってきました。 荒れた竹林を「きれいに」しつつ、タケノコ林として「再生」したいという希望に「ここは無理を押してでもいかねば」と、赴いた次第。草にしろ竹にしろ邪魔者扱いだけでうごくケースが大半な中…

足踏み脱穀機の初運転

今年の冬はやる気ないんだろうか、昨日は日中の気温は14℃まであがっていたし、山肌に残っていた雪もすっかり消えている。裏の小さな畑では、カブの葉はロゼッタ状に地を這う形から、葉を立ててはじめ,蕾を抱えた薹まで立ちはじめた。 ちょっと待ってよと、…

荒地に種をまく

「あぁ、あそこは○○さんが、なんとかしてやろうおもうて、刈って火いれたら火事になってのー。そーからなんもやっとられんけん、なんぼでもかりれーとおもうわ」 陸稲や雑穀をやる土地を探している。 今年は栽培しない管理地も含めて4〜6反ほどを手掛ける…

出雲の山墾り〜sec.3

山陰の冬には珍しい青空が広がる晴れの日。10時時点での気温8℃。竹藪を整理したり、柵を補修していると汗ばむほどであった。参加者は5名。10時〜13時。 穏やかな春ならぬ冬の一日。これもまた冬であることに思いを致そう。 春焼き地の畑、一の畑の柵が倒され…

三所の家を片付けながら

4年ほどになろうか、借りていた家を片付けている。片付けという「作業」は頭で考える限り、後ろ向きなものだ。生産性はない。後始末ともいうだろうし、撤退という意味ではやりたくない仕事の筆頭にあがってくるものだ。実際、軽トラで向かう道中、冬の寒さ…

ブログ引っ越し(の変更)

これまでの記事を少しずつ引っ越します。 引越し先 樟舎のブログ と書いたものの撤回。当面ここで続けることにしました。 樟舎のブログとは使い分けていこうと思う。 ここに作業履歴を記しておきます。 ・2018/09/30……2018年5月〜2018年9月を移転 ・2018/10/…

森と畑と牛と いま・そして

奥出雲の小さな山村は、水を蓄え、資源を育み、食やエネルギーをまちへ送る役を果たしてきた。山村とまちとの連なりが、都市を育み、世界と繋がり、今日の生活経済文化圏がある。 村を破らず川を荒らさず山を荒らさず真の文明を築き上げてきた先人の労苦には…

「森と畑と牛とβ」発売中

デザインした『 #森と畑と牛と 』β(創刊準備号)の見本いただきましてござい<(_ _)> これから取扱店が増えてくハズだけど、この週末はJR木次駅北の #カフェ・オリゼ @cafeoryzae なら確実に手に入るぞよ( ・∀・) #book #本 #design #デザイン #ishikawakiyoha…

平成30年1月4日8時38分の風景

仕事はじめの日だった。 人の世には始まりがあり、草木虫魚にはそれがない。しかし彼らには永遠があるのかもしれない。 どちらがよいとも思わぬ。人は人として人の世を生きるのみ。 人が人としてやらねばならぬことの筆頭には仕事というものがある。 1月7日…

竹の焼畑2017-sec.36

12月3日(日)晴れのち曇り 最低気温0℃ 最高気温10℃ 竹の焼畑2017も、なんと、今日で36回目の活動日です。島大里山管理研究会から3名、教員1名+OB1名(午後より)、そして地元の私1名(11時30分〜15時)、計6名での作業でした。 これくらいの気温がいちばん…