樟の森の研究室

斐伊川が久野川や三刀屋川と合流する地点、木次線がことことと走る線路のすぐそばに住まいし、ここで生きる術と学びを記していきます。

2月16日 奥出雲竹取りの会〜研修会へ向けて

 喫緊の研修会である標題のやつも急がねば、なのですが、一方でこれ、人間社会と環境の関係を定位し直す取り組みでもあるのです。いやはや。  奥出雲竹取りの会では、環境活動を推進する事業として「自然資源の活用にかかわる技術について」調べる必要から民俗学的アプローチも目論むのです。  課題をいくつかあげておきます。 ・竹の焼き畑と出雲蕎麦のルーツについて……白石昭臣氏の著作を中心にいくつかの文献を参照して論点を整理する。(島根の)竹の焼き畑では蕎麦をつくっていたと白石氏は語っています。蕎麦を蒔くと、竹の成長を抑制する効果があるようです。2年目からは畑としない九州山地を北限とする南方の「竹の焼き畑」との相違を明らかにしていきます。 ・『竹の焼き畑』を観ての検証……映画『タケヤネの里』の監督・広島在住の青原さとし氏が、竹と人の暮らしにまつわる映像を撮るきっかけとなったのが、『竹の焼畑十島村悪石島のアワヤマ』(2001年/50分/民族文化映像研究所/鹿児島県歴史資料センター黎明館)です。川野和昭氏が企画して、途絶えていた「竹の焼き畑」を再現、民映研がフィルムにおさめているのですが、青原氏はこの時、民映研のひとりとしてフィールドに入り多大な影響を受けたといいます。川野氏と青原氏の対談をセッティングしてみたいものです。  ※『焼き畑の環境学』「総合地球科学研究所」は要CH。 ・「火」を軸にした環境観を……「火」は破壊する文明の象徴として、自然保護、環境活動の中では縁の薄いものでした。水と土と緑と、というグループの中から「火」は仲間はずれにされてきたのです。昭和20年代から30年代にかけて、日本各地で消失していった火を取り扱う技術にせまっていくための道を模索します。  さて、そろそろ<2月16日 奥出雲竹取りの会〜研修会>の配布チラシをつくります。  裏面はこんなんです。表はこれから!