樟の森の研究室

斐伊川が久野川や三刀屋川と合流する地点、木次線がことことと走る線路のすぐそばに住まいし、ここで生きる術と学びを記していきます。

第13回日本オオサンショウウオの会邑南大会

全国から(邑南町をのぞく県内参加者はおそらく10人未満)約150名が集まった”第13回日本オオサンショウウオの会邑南大会”のレポートは今週末に〜。 10月2日の昼間の部のみ参加して奥出雲町布勢・八代川のオオサンショウウオのことも片隅でアピールしてきました(A1ポスター2枚手作り)。噂にたがわず報告会は大変エキサイティングでして大満足、いや、ホントおすすめしたい、来年は鳥取県南部町で開催です。みなさん是非!   さて、以下は自分用・関心のポイントです。 ◉出雲地域の関心の低さは根深い。形成されてきた自然観の違いと社会集団のスケールが関与しているんだろう。 ◉中高生と研究者が同じ舞台で発表するなんて「学会」はそうそうないです、素晴らしい! 「大人」の態度もそれぞれでこれまたおもしろいし、いい! 例えば……中学生の発表に対して質問が3つの姿勢でなされました ・大人A)言葉が不適切ではないか。おかしい。説明して。 ・大人B)○○だったんだよね。その時こういうところが大事なんです。どうでした? 教えて。  厳しく大人げなくもあるけれど、同じ研究者として対等に接しているAさん。中学生の理解度を考えながら、教育的にやさしく接しつつも、ポイントを引き出そうとしているBさん。  どちらもありでしょうし、両者とも探究心・好奇心・研究心が感じられて、大会への好感度がさらにヒートアップしました。 ◉人がバカにならないための環境・頭がまわる、頭を使う環境設定がある。 人口密度と人口の違いがどうやらわからなくなっている人がいて、何度も自分の耳を疑ったのだが、どうやら頭を働かせることを全力で回避するような環境にいると、そうなるのかなと思い。 ◉近い将来オオサンショウウオは奥出雲からはいなくなることが見えたので、なけなしの保全活動&調査だけじゃあかんのだろう。 ◉江戸期の博物誌などをみると、サンショウウオオオサンショウウオが混同同一視されている。サンショウウオをのぞくと紙に残っている地方名も思いの外少ない。ハンザキ、ハンザケ、アンコウ、ハダカス。食す、飼うなど。食べた人の記憶が残っている間にもうちょいひろっておくべし。 ◉タニグクはヒキガエルではなくオオサンショウウオであるとの見解を碩学から頂戴した。土壌の神=スクナヒコナ=農業神とのかかわりの中であたってみたい。