樟の森の研究室

斐伊川が久野川や三刀屋川と合流する地点、木次線がことことと走る線路のすぐそばに住まいし、ここで生きる術と学びを記していきます。

年取りカブのあるところ

 2月23日(土)。1年半ぶりくらいに年取りカブのある谷へ。 谷に着いて車を降りると鶯の声。
 Yさんのお宅まで畑をみながら歩く。2年前は雪が降り積もる谷を歩いたっけと不確かな記憶をなぞりつつ。
 開口一番「鶯、鳴いてましたよ」といえば、「あぁ、2日前からないちょるね」と。  1時間半ばかりあれこれお話を伺った。

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・里芋も去年はダメだったと。こたつの上に出されていたのは、よそから種芋をもらってきて育てたもの。地のものとは味が違うという。形を聞いたらば、昨年から塾でも栽培している三刀屋在来と同じ系統のようだ。大事に育てよ。

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・「あんたつづれもしらんかね」といって、出してきてもらった「つぅづぅれ」。裂織の綴。ボロの着物のことだが、仁多郡ではぼろ布を裂き織りにして作ったそでなしの仕事着のこと。中国地方山間部で用いられてきた方言。ちょっとした雨ならぬれないし、あたたかいし、しょいものやらにもいいと。

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「わたしゃ背が低いけん、こげにみじかいだども、もっと長いもんだけんね」 文化財データベースなどでみると、その意味がよくわかる。というより、こっち、現役ですから。文化財とか遺産ってものがほんとに陳腐にみえてくるほどに、ビビッときた。 からさでさんのこと、縄(にかわ)のこと、ききそこねたこと多数。干し柿いただいた。ありがたし。

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