樟の森の研究室

斐伊川が久野川や三刀屋川と合流する地点、木次線がことことと走る線路のすぐそばに住まいし、ここで生きる術と学びを記していきます。

出雲の山墾り〜sec.8

f:id:omojiro:20200215164807j:plain

春よ、ちょっと待って。
それは2月15日のこと。気温は昼過ぎには18℃。ここから100mくだった木次の日当たりのよい斜面では、オオイヌノフグリが小さな青い花を一面に咲かせていました。
山仕事の日。うごきはじめれば、シャツ一枚でも汗がとまりませんが、1本でも多く竹をきっていきたいところ。竹の伐採は3月上旬までの予定ゆえ、どこを優先するかを、つねに入れ替えながら進めます。とはいえ、そうかっちりきっちり進まないのが山のこと。この日も、気になったところを処置しながら、ざっと林縁部をまわるつもりが、この場所を集中的にかたづけることとなりました。
写真の中央からやや左にホオノキが竹に囲まれながらすっくとのびているのがわかりますでしょうか。やや人間本位というか自分本位の身勝手願望ながら、ホオノキは食材を包んだりなんだりと使い勝手もよく、これは息を吹き返してもらって、葉っぱを取りたいなあと、前から思っていたのでした。
モクレン科らしく春先の白い花も鮮やかで美しいものです。
だから、「この子」のまわりだけでも、新芽が春とともにのびだす前に、きれいな状態にしておきたかったのです。
なにせ、太い孟宗竹が密集しており、上部でからみあっている。竹だけならまだしも、このホオノキやノグルミ、コナラなどが混在していて、伐倒の際に掛かってしまうのです。樹皮を傷つけますし、なにより、引っかかったらそうかんたんには抜けない。
難儀でしたが、目処がたつところまでは整理できたかなあと思います。
あと2日とりかかったら開けるかなあ。

f:id:omojiro:20200215122711j:plain

s-orochi.org

そうそう。追記。

タヌキの糞溜まりがありました。イノシシかもしれんなあとは思いつつ。けっこうな量。去年までのものかなあ。これまでいくつかを、この山のなかでみていますが、こういうところにつくるのかなと考えられるようになってきました。
・太い竹が密集しているところ。
・林縁からちょっとだけ入ったところ
・ひとやまの中では中くらいの高さのところ。裾でもなく尾根でもなく。
・風はとおるが、陽はささない
・竹葉の堆積がそれなりにある。
だいたいこんなところ。

タヌキでしょうが、イノシシかもしれない。あぁ、あるなあ程度でしたので、次回からはしっかり観察してみましょう。