樟の森の研究室

斐伊川が久野川や三刀屋川と合流する地点、木次線がことことと走る線路のすぐそばに住まいし、ここで生きる術と学びを記していきます。

本は物であり、物には心がある〜#5_Book 7 days

◆本の顔の7日間、その5。
◉バッジュ・シャーム、ギター・ヴォルフ『世界のはじまり』2015,タムラ堂

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木綿、麻のクズ布を砕いて漉いた紙。都度調合される色。中部インド、ゴンドの吟遊詩人であり画家であるバッジュ・シャームの神話世界。
さわる本。本が物であることを忘れないために。

 


Creation 『世界のはじまり』メイキング映像


◉田中忠三郎『物には心がある。』2009,アミューズエデュテイメント

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 本が物であるとき、本には心が宿る。
 そして、この本は、いまの書店・流通を拒否しているかのようだ。わたしは、ドンジャをさわることができた浅草の博物館で贖った。だれもがどこでも買える本など本ではない、のかもしれない。心は買うものでないのと同じく。

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